流行は小さなきっかけからうまれる – ティッピングポイント

公開日: : 最終更新日:2013/12/14 ビジネス教養

ティッピング・ポイントは、既に古典的なビジネス教養本と言えるだろう(現在日本では、急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則として販売されている)。口コミや流行という非常にソーシャルネットワークサイトが流行中の今っぽいテーマを扱いながらも、2000年の発行以来、今も長く多くの人に読み継がれている真のおすすめできるベストセラー本である。

ティッピング・ポイントとは、「物事が爆発的に広がりだす瞬間のポイント」と訳せるだろう。このポイントを解明することが流行の原理を解明することという訳だ。

特に最近書かれた口コミ本とは大きく違うのは「インターネットがなかった時代の例」がメインに構成されていること。例えば、ニューヨークの犯罪発生率が減少したのは、地下鉄の無賃乗車を取り締まったことという、小さなきっかけが大きな変化につながったことなどが事例として解説されている。

ティッピング・ポイントのなかでは、
・ 少数者の法則 - 最初に少数の目利きの人が製品を利用しだす
・ 粘りの要素 – その商品が忘れられない(頭の中に粘着する)
・ 背景の力 – そのときの周囲の環境にフィットする
ということが解説されている。

ちなみに筆者のマルコム グラッドウェル氏は、雑誌ライターのライターであったそうだ。しかし、現在は、押しも押されるベストセラー作家。このティッピング・ポイントを皮切りに今まで、4冊の本を送り出し、そのすべてがベストセラーになっている。

まずは、このティッピング・ポイントそして、
・ 第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい (原著 blink)
・ 天才! 成功する人々の法則 (原著 Outliers)
・ What the Dog Saw: And Other Adventures (日本未発売)

そういった意味では、新しい考え方を提示し、ベストセラーになるということは、筆者が一番「ティッピング・ポイント」を理解しているのかもしれない。是非この急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則を読んで、そのエッセンスを学びたい。

■ 発売日
2000年にアメリカで発売された。

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