インターネット上で口コミを広げたい際に読みたい3冊

「インターネット上で口コミを使ってサービスを広げたい」と考える人は多いだろう。また、それを指南する「口コミ　マーケティング」ビジネス書も色々と発行されている。

特に新しいインターネットサービスの場合、大量のマーケティング費（もっと言えば、宣伝広告費）がかけられるのは一部の大手の企業だけである。その為、口コミマーケティングを活用する、むしろ限られた資源（宣伝広告費）の中では、口コミのみを使ってサービスを広げることが、マーケティング施策の中でもキーといえるだろう。

では、口コミを使って、インターネット上でどのようサービスを広げるのか？それに向けて3冊の良書を紹介したい。

1冊目：アメリカの先駆者から学ぶ

Hotmail、フェイスブックなど口コミよってサービスを広げていった企業は多い。そのようなサービスにはどのような特徴があるのか、を解き明かした良書が「バイラル・ループ あっという間の急成長にはワケがある」である。（書評はこちらから）。

この本の中では、バイラル・ループと言われる、自己繁殖的な口コミが起こる状況について10の特徴を上げている。是非参考にしてほしい。

2冊目：口コミの理論を学ぶ

口コミの科学的に解説した本には、エマニュエル ローゼン著の「クチコミはこうしてつくられる―おもしろさが伝染するバズ・マーケティング」がある。

この本は、口コミがどのように発生するかを科学的に理論立てて解説した本だ。本はインターネット上で限ったことではなく、様々な角度から解説している。

3冊目：大ヒットを大ヒットから学ぶ「ティッピング・ポイント」

ティッピング・ポイント。聞いたことはある言葉だろう。2000年に発売されたマルコム グラッドウェル氏の大ベストセラーであるこの本、ティッピング・ポイントとは、「物事が爆発的に広がりだす瞬間のポイント」と訳せるだろう。

このポイントを解明することが流行の原理を解明することという訳だ。口コミに限った話ではないが、物事が爆発的に広がる瞬間を解説した本だ（書評はこちらから）。

尚、ティッピング・ポイントは、現在日本では、急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則として販売されている。