組織・リーダーシップ論

すぐれたマネジャーはここが違う – まず、ルールを破れ

投稿日:2013年11月9日 更新日:

ギャラップ社。皆様も聞いたことがあると思われるが、このギャラップ社は、世論調査を実施していることで有名な会社だ。

このギャラップ会社は、様々な調査を行っているようだ。「まず、ルールを破れ―すぐれたマネジャーはここが違う」では、100万人の従業員と8万人のマネジャーの意見や信念を聞くインタビュー調査に基づき、優れたなマネジャーはどのようにあるべきかを解き明かした本である。

まず、この本はマネージャーが
・ 経験や知識、やる気だけで部下を選ぶ
・ 正しい手順を定めたうえで仕事をさせる
・ 部下が弱点を克服するように手助けをする
・ 部下の昇進を後押しする
ということが必ずしも正しくないとしている。

にわかに信じがたい。この時点で疑問に思った方は、是非「まず、ルールを破れ―すぐれたマネジャーはここが違う」を読んでほしい。尚、この本のタイトルに「ルールを破れ」と書いてあるのは、何も会社のルールを守れというわけではない。上記のような意見に、にわかに信じがたいとおもうような、今までの固定観念をルールと定義し、それを破れということである。

この原点には、

人はそんなに変わりようがない。
足りないものを植えつけようとして時間を無駄にするな。
そのなかにあるものを引き出す努力をしろ。
これこそ本当に難しい

ということをコンセプトにおいているようだ。そして、人間の個々が持つ「生産性の向上に役立つ考え方や感じ方、あるいは行動の習慣的なパターン」に注力しろと説く。

この書評だけでは到底理解できない難しいコンセプトである。しかし、部下のマネジメントに悩むマネジャーの方には是非とも「まず、ルールを破れ―すぐれたマネジャーはここが違う」を一度精読してほしいと思う。

何か得るものはあるはずだ。そして、ルール、いや、あなたの固定概念が崩れるかもしれない。

■ 発売日
原著:First, Break all the rulesは、1999年に発売された。

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