仕事術・交渉術・思考方法

論理的に考える&表現する技術を学ぶ為におすすめの本:ピラミッド原則

投稿日:2014年1月21日 更新日:

自分の考えを人に説明するというのは実に大変な作業である。

そもそも自分の考えをどうやってまとめていいのか?
そのうえでそれをどう表現していけばいいのか?

このような悩みを抱えているビジネスパーソンも多いだろう。

そんなときにおすすめなのが、この「考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則」である。

考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則」では、まず、ピラミッド型、いわば△型に物事を関連づけて理論的に整理する技術を紹介している。

ピラミット型に情報を整理する基本として、この本では次のように述べている。

ピラミッドの原則
・どんなレベルであれ、あるメッセージはその下位グループ群のメッセージを要約したものではなければならない
・各グループ内のメッセージは同じ種類のものではなければならない
・各グループ内のメッセージは論理的な順序で配置されてなければならない

つまり、全体のテーマを理解しやすいように、論理的にグルーピングや関連づけを行い、順序を整理してピラミッド型に構成するということだ。

この本は、なにもピラミッド構造を延々と解説している本ではない、包括的に論理的に考える(ロジカルシンキング)ための手法、そして、それをビジネスシーンでどのように表現していけばいいのか?を教える教科書とも言える本である。

というのもこの本の構成は、
第Ⅰ部 書く技術 ・・・ ピラミッド構造の基本構造やアプローチ論を学び、それを文書にする技術を学ぶ
第Ⅱ部 考える技術 ・・・ ロジックの枠組みを見つけ、本質的な考えは何かを特定することを学ぶ
第Ⅲ部 問題解決の技術 ・・・ 問題を定義し、分析を構造化するといった、経営コンサルティングなど、問題志向型の考え方、表現方法を学ぶ
第Ⅳ部 表現の技術 ・・・ プレゼンテーションや文書において、どのように表現すると効果的かを学ぶ
という充実した内容なのだ。

普段から文章が伝わらない、プレゼンテーションがわかりにくいと言われる方々には、「考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則」はおすすめのビジネス書だ。

■ 発売日
考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則」の序文によると、1973年に出版された後、1981年、1987年に改訂版が出版された。日本で現在販売されているのは、1996年に出版された原書を元に1999年3月に出版されたもの。

尚、原著「The Minto Pyramid Principle: Logic in Writing, Thinking, & Problem Solving」を直訳すれば「ミントのピラミットの法則、論理的に書き、考え、問題解決する」と言ったところだろうか?

本書によると著者のバーバラ・ミント女史は、ハーバード・ビジネス・スクールを卒業後、マッキンゼー社の初の女性コンサルタントとして入社した方だそうだ。その後、独立し、ピラミッドの法則を使って、プレゼンテーションの方法などを教えているとのこと。

ロングセラーの名著と言えよう。

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