湧き上がる仕事、この仕事にどう対処するか?
今、こんな命題に直面しているビジネスマンは多いだろう。そのビジネスマンにオススメしたのは、エッセンシャル思考だ。
エッセンシャルとは、もともと、非常に重要な、本質的なという意味だ。
このエッセンシャル思考とは、
トレードをオフを重視し、何を取るために何かを捨てる。そうしたタフな決断は、この先やってくる数々の決断の手間を省いてくれる。(エッセンシャル思考P24より)
というように、本当に必要なことを選び、質の高い仕事ができること、コントロールしている感じや、正しいことをやっていること、毎日を楽しんでいるということを取り戻そうとするものだ。
これを聞いて思うかもしれない。そんなことは、わかっている。問題は、どうやるかだ。まさに、そんな人のためにあるのが、エッセンシャル思考である。
エッセンシャル思考では、まず、人はなぜ方向性を見失い、何でもやることを始めてしまうかを解説している。そして、「選ぶこと」の重要性を説いている。さらに、どのように選ぶべきかを説いている。
この「エッセンシャル思考」を一言で言えば「本当に大切なことを選ぶ方法」とも言える。
仕事が多い、仕事が混乱していると思うビジネスマンに是非とも手に取って欲しい本だ。
■ 発売日
2014年に発売された。著者のグレッグ・マキューン氏は、アメリカのシリコンバレーで、コンサルティング会社を経営している。原著のタイトルは、「The Disciplined Pursuit of Less」、少ないことを追求するための規律とでも、訳することができようか。とにかく、忙しい人にはオススメの本である。