一斉に周りも動き始める就職活動と違い、転職活動は各個人のタイミングでスタートする。そのため、十分な情報交換が行えずに「どのようにして良い転職先を見つければ良いのか?」がよくわからない人も多いと思う。
特に20代で転職する人は「初めての転職」だろう。大まかな転職活動の進め方は以下の通りだ。
一般的な転職活動の進め方:
1. 書類の整備 - 履歴書、職務経歴書を書く
2. 転職エージェントに行く、インターネットで情報を集める等、転職先案件情報を収集する
3. 応募する、面接を受けに行く
4. 内定をもらい条件交渉をする
5. 退職し、次の会社で仕事を始める
ここで一番疑問が出るのは、「2. 転職先の情報を集める」というところだ。 この記事ではどのようにして転職する会社の情報を集めるか?に注力して解説したい。
目次:
1. 実際の転職者がどのようにして転職先と巡り合ったか? (調査データより)
2. まずはインターネットの転職サイトに登録しよう
3. 敷居が高いといわれるエージェントも10人に1人が利用
1. 実際の転職者がどのようにして転職先と巡り合ったか? (調査データより)
インターネットの噂に惑わされないためにも、是非チェックいただきたいのは、全国就業実態パネル調査*。これが日本の生の一般的な転職者の声である。
勤務先を見つけた経路 (複数回答) 25歳から34歳
経路 | 割合 |
インターネットの転職情報サイト | 25.4% |
ハローワーク(職業安定所) | 21.3% |
家族や知人の紹介 | 19.7% |
会社に直接問い合わせ | 13.5 % |
転職エージェント(民間人材紹介会社) | 12.0% |
調査によると、インターネットの情報サイトが最も多いことがわかる。
2. まずはインターネットの転職情報サイトに登録しよう
転職者が勤務先を見つけた経路としてはやはり、インターネットの転職情報サイトが最も多い。
これは、インターネットの転職情報サイトがやはり転職情報=”案件”が一番乗っているからである。案件がたくさんあれば、より希望のものが見つかりやすい。
つまり、転職活動を開始するうえでやるべきことは、案件がたくさん載っている大手サイトに登録することだ。
また、これらのサイトには、経歴等を入れるとスカウト機能、先方からアプローチしてくる機能を利用できることもあり、転職マーケットの状況がつかむこともできる。
3. 敷居が高いエージェントも10人に1人以上が利用
敷居が高いように見える、転職エージェントも10人に1人以上が使っている。20代のうちは、エクゼクティブのみを対象にしている会社ではなく、総合型エージェントのエージェントがおすすめだ。
大手の転職情報サイトを運営している会社は、ほぼエージェント部門を持っており、そのような大手のエージェントは案件数も多い。 尚、エージェントは登録すると以下のステップが転職活動に追加される。
1. エージェントに登録
2. エージェントと面談 (電話での面談の場合もあり)
3. 案件が送られ来る (大手はマイページのようなものがありそこから応募を管理する)
4. エージェントに応募すると伝える
5. エージェントが企業に応募する
案件が送られてきた場合には、それに対して希望を伝えるなど、対応しないといけない。なので、エージェントは厳選して登録してほしい。
全国就業実態パネル調査 http://www.works-i.com/surveys/panel-surveys.html