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家計防衛術 - 無理なく家計の見直しを実行

日本に長く続く低成長による影響から、家計防衛を考えなくてはいけない人も多いだろう。

実際に家計防衛術 (節約術や家計の見直し術) について語るブログ記事をいろいろとあるが、具体的にどのように節約していけばよいのだろうか?

食費や教育費、そして、おこづいを減らすといった、かなり痛みが伴うものがある。また、無理した家計防衛術は、なかなか続かないのではないか?

つまり、続けられるやるべき家計防衛術は「ほぼ同じようなサービスでより安いものに乗り換える」ということなる。

ではこれはどのの領域で可能なのか? また、具体的にどのようなサービスに乗り換えるべきなのかを解き明かしていく。

コンセプト:
家計防衛術を考える際には、毎月継続的にかかる固定費に注目するのが重要だ。この毎月決まって払う費用を抑えられば、毎月自動的な節約効果があるからだ。目次: 3大削減領域
その1 - まず考えるべき家計防衛策: 携帯電話料金
その2 - インパクトが大きい家計防衛策: 生命保険代の見直し
その3 - 決心さえできれば簡単な家計防衛策: ジム代 (サブスクリプション) の見直し
まとめ

その1 - まず考えるべき家計防衛策: 携帯電話料金

ほとんどの人が大手キャリア(NTTドコモ、AU、ソフトバンク)を使っていると思うが、料金を抑えたいと考える人はすぐに格安SIMというわれる携帯電話会社に乗り換えるべきだ。キャリアメールアドレスは変わってしまうが、MNP(電話番号をそのままに契約だけを変える)すれば、電話番号そのままで移行できる。

多くの場合、2年おきに新しい端末に乗り換えを迫られ、その端末料金をディスカウントするということで大手キャリアとのお付き合いが継続的になっているケーえスが多い。ただし、場合には違約金を払っても途中で解除しても安くなるケースもある。それほど格安SIMといわれる携帯電話会社は安い。

で、どこの携帯電話会社を選んだら良いの?
格安SIMといわれる携帯電話会社は数が多くどこを選んだら良いのかがわからないのが最大の問題だ。

そんな方には、とにかく「Biglobe モバイル」 がおすすめだ (詳しい解説記事はこちら「携帯電話代金を事実上無料にする、お勧め格安SIM ビッグローブモバイルのすすめ - 家計のファイナンス#2」をチェックしてほしい)。

Biglobe モバイルが、おすすめな理由は、まず、料金が安い。データ量が3Gプランあらば月額1600円である。そして、おすすめの理由は単に料金が安いだけではない。

なんだかんだ言ってデータ通信量を安くることが重要
携帯電話料金を押し上げるのがデータ通信量である。ついつい使ってしまっているデータ通信量のため、追加で割高なデータ通信量の追加購入したらお金も無駄だ。といっても、大き目な容量で契約すると費用がかさむ。ここが最大の悩みどころだ。

そもそも、スマホでデータ通信量を大量に消費しているのは動画コンテンツ、おもに、Youtubeか、アメマTVである。なんと、Biglobeでは、オプション料金(月額480円) を払えば、これらの動画のデータ通信量がカウントされないというエンタメフリー という夢のようなオプションがある。

これにより、結果的により安い通信量が少ないプラン、例えば、6GBではなくて3GB、を自信をもって選択することができる。これにより、月額1600円の3GBプランでもストレスなく使える。

さらに、このBiglobe モバイルの料金をさらに安くする方法もある。それも含めて、少しでも興味があれば「携帯電話代金を事実上無料にする、お勧め格安SIM ビッグローブモバイルのすすめ - 家計のファイナンス#2」を閲覧してほしい。

これが、1つ目の家計防衛策、携帯電話料金の見直しだ。

その2 - インパクトが大きい家計防衛策: 生命保険代の見直し

多くの人は、若いころに生命保険(や医療保険)に入り、それを見直していないケースが多い。新入社員時代に何もわからず、会社に来ていた生保のおばちゃんに薦められて、ほぼ強引に入らされた大手生命保険会社のプランをそのまま払い続けているケースが多いのではないか。

その時のおばちゃんからの教え「とにかく途中で解約したら損だから」という言葉を盲目的に信じるのもよいが、インターネット時代になり、ネット専業の保険会社なども出現し、低コスト低価格を売りにしている保険会社がいくつかある。同じような保障がより低価格で手に入る時代になったのだ。

家、車に続いて、サラリーマンの高価な買い物といわれる生命保険。本当に必要なのかも含めて、見直すことで出費が抑えられる。

おすすめのネット生命保険会社は、ライフネット生命だ。元社長の岩瀬 大輔氏は、大ヒットビジネス書も執筆している著名人だ。

これが、2つ目の家計防衛策、生命保険代の見直しだ。

その3 - 決心さえできれば簡単な家計防衛策: ジム代 (サブスクリプション) の見直し

そのジムに通ってますか?自信をもってYesといえる人は少ないだろう。

ジムは、一般の人が契約していることが多いもっとも高額なサブスクリプションサービス(月額継続型契約サービス)ともいえる。大体1万2千円前後というところだろう。年間15万円、本当に”それだけ”ジムを使っているのかもう一度考えてみるのが良いだろう。

ただ、行くかもしれないと思うとなかなかジムを解約できない。このような場合は、ジムは都度会員(1回ごとに支払う)になるのが理想だ。ただし、多くのジムは、個人会員は、1回づつ支払いはできない会員制のためこのような都度会員オプションは選択できない。

それではどうやってジムを都度会員になるのか? それは、都度会員システムが認められている法人会員として登録するしかない。ただし、個人では法人会員契約はできず、たまたま、勤務先や所属する健康保険組合が法人会員になっている場合を除いて方法がないように思える。

ただし、個人としてこの法人会員になる技がある。それが、福利厚生サービスを提供しているベネフィットワン社の株主になり、その株主優待として、ベネフィットワンの福利厚生サービスの会員となることだ。ベネフィットワン社は、法人しかそのサービスを契約できないが、別枠として株主には株主優待として無償でサービスを提供している。具体的には、「おすすめの株主優待#1: ベネフィットワン - どんな小さな会社でも一流の福利厚生サービスを」を閲覧してほしい。

また、サブスクリプションサービスは、ジムだけではない。現在、ネット上ではサブスクリプションの時代といわれて、月額定額のサービスがいっぱいある。雑誌読み放題、ビデオ見放題、ラジオ聞き放題など、いろいろなサービスに申し込み、後で解約すればいいやと思ってそのまま放置している人も多いだろう。これらのサービスも見直すべきだ。

こういうものは、使っているか使ってないか判断するのが難しければ、全部一度強制的に解約して、必要なものだけ、再度申し込むこむのが良い。とにかく月額課金は塵も積もれば山となるとなるということで、無駄の巣窟だ。

これが、3つ目の家計防衛策、サブスクリプションサービスの見直しだ。

まとめ: 無理しない家計防衛策が重要

以上が、固定費を下げる3大領域
・ 携帯電話料金
・ 生命保険
・ ジム代 (いらないサブスクリプションサービス)
についての解説と代替案の定時である。

これ以外も、上記と似たアイテムがあるがなかなかコスト削減は難しい。例えば、携帯電話料金と似た項目で、インターネット・プロバイダー料金というのがある。このインターネット・プロバイダー料金は、いろいろな業者がサービスを展開しているため、携帯電話ほど差でにくい。また、工事等があるため、SIMを抜き差しすればよいだけの携帯電話とは違って結構難しい。

また、固定費の大きな部分を占めるのは、家賃であるが、引越しには多額の費用がかかるため現実的ではない。つまり、まずは、手始めにこの3つの領域で、とにかく固定費を下げられないかを検討しているべきである。持ち家の人は、家賃ではなく、住宅ローンの見直しということになるが、手数料や登記料などそれなりにコストと労力がかかる。

そのほかにも車を軽自動車に変える、2台を1台にするなどあるが、ここもこだわりがある分野だ。

よって、まずは、この3大領域について検討してほしい。

ちなみに、日本で最も有名な家計診断書籍は「雑誌のプレジデント」であろう。定期的に家計防衛術を特集している。定期的に情報収集としてチェックしてみるのもいいだろう。

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