ビジネスで最も勉強したら理解促進が進む分野は、会計(アカウンティング)だ。しかし、会計を理解することは非常に難しい、というのが一般的な印象だ。
それをできるだけわかりやすくしたのが、「決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法 」。損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書の理解を、それぞれのつなげた形で解説したこの本だ。この本では、会社の会計の全体像を把握するということを目的に、新書サイズで非常に読みやすい形でまとめている。
とくに、シンプルな例を沢山例示しそれを3つの財務諸表を繋げる形で解説しているこのアプローチが秀逸である。
その後、この本の続編とも言える本が出版された。それは「財務3表一体分析法 「経営」がわかる決算書の読み方」。財務諸表を理解したら、それの知識を使って実際の財務諸表を読むトレーニングの本だ。こちらも合わせて読みたい。
■ 発刊日
この本は、会計を扱った本としては例外なロングセラーである。特に会計というのは正解があるものであるだけにわかれば非常に強いノウハウとなる。2009年5月に発売された「財務3表一体分析法 「経営」がわかる決算書の読み方」のまえがきの中で明かされているが、2009年5月時点で、31万分のベストセラーになったという。
初版は、2007年5月である。