ビジネス教養書

お金持ちになる究極の方法を解説したビジネス書

なぜあなたはお金持ちになれないのか?

このシンプルであるが難しい質問に正面から答えたビジネス書である。全世界で300万部の大ベストセラーのビジネス教養書「21世紀の資本」である。和書で600ページを超え、非常に難解であるにもかかわらず、大ベストセラーとなり、著者のピケティ教授は一躍時の人となった。

この「21世紀の資本」をベースに「なぜあなたはお金持ちになれないのか?」に答えれば「親が金持ちじゃないから」ということになる。え?と思う人が多いと思うがこれが現実なのだ。

著者のピケティ教授によれば、
・ 過去3世紀の世界経済の成長率は年1.6%
・ 長期的な資本収益率は4%から5%
である。

つまり、がんばって働いた人(経済成長率を享受)よりも、昔から土地(資本)をもっていた人(資本収益率を享受)がますます金持ちになるのがこの世の中の常ということだ。

第二次世界大戦の影響でこの貧富の差は一時的に埋まったが、今後はこの格差が広がる傾向にあり、先進国の人口の3分の2が親よりも貧しくなるとのことだ。

結論から言えば、あなたの親は変えることはできない。つまり、あなたが本を蓄積することで、あなたの子孫は楽して金持ちなるになるということは確かそうだ。

資本をためるといえば、ビジネス書的にいえば、昔ヒットした資本は不動産であり、今ヒットしている資本はインデックス投資である。こちらについてもビジネス書を紹介しておく。

「21世紀の資本」の解説

ちなみに「21世紀の資本」の本書は、和書で本編だけで600ページオーバー書かれている内容も非常に難解である。ピケティ教授の考え方を深く理解したい人にはお勧めだが、多くの人は挫折してしまうかもしれない。

そこでお勧めのなのは、以下に紹介する解説本ドキュメンタリータッチの映画である。「見るだけでわかるピケティ超図解」では、21世紀の資本で重要な概念である「経済成長率と資本収益率の差」や「そもそもの資本とは何か?」、そして、ピケティの主張への批判まで含まれる、非常に網羅的な図書である。

ピケティの21世紀の資本をドキュメンタリー映画風にしたのが映画「21世紀の資本」。

映像にして非常にわかりやすく、前述したような重要なポイントと格差社会とその格差を乗り越えるのが難しい社会になっていくことをエンターテイメント性を含めて軽快に語っている。この3つのバージョンの中で最もわかりやすくお勧めがこの映画「21世紀の資本」である。

 

21世紀の資本を受けてどうしたらよいのか?

これからは、個人で資本を築くためにはどのように考えていったらよいかという視点でビジネス書を紹介したい。

金持ち父さん貧乏父さん

資本を働かせてお金持ちになろうというコンセプトで大ヒットしたビジネス書である「金持ち父さん 貧乏父さん」。この本で、日本の資本への投資(不動産投資)が盛り上がったといってもいいだろう。

もし読んでない人がいたら是非読んでほしい。

インデックス投信投資:父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え

金持ち父さんがヒットした21世紀初頭では、資本への投資といえば、不動産投資が主体であった。ただし、最近のブームは、インデックス投信への長期、分散、積立投資が大流行中である。これは株式という資本に投資するわけである。

この考え方を学ぶための良書として「父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え」がある。最新の資本への投資術を学びたい方は是非とも読んでほしい。

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