シリコンバレーが、ハイテク業界の中心のように見えるが、実際には中国企業の躍進が昨今注目を浴びている。
それは、世界企業の時価総額ランキングを見ればわかる。2019年8月の時価総額ランキングの上位5位は、
1位、マイクロソフト
2位 アップル
3位 アルファベット(Google)
4位 アマゾン
5位 フェイスブック
と、シリコンバレーを中心としたアメリカ企業であるが、
7位 アリババグループ
9位 テンセント
と中国のIT企業が上位に来ている。
なお、日本で最上位なのは、トヨタ自動車の43位であり、トップ50位の中には、日系の先端的なIT企業は含まれていない。
アメリカ企業中心の時価総額ランキングで、中国企業、それも、中国のIT企業がこれだけトップに来ているのには、やはりそれなりの秘密があると考えるのが正しそうだ。
この中国IT企業躍進の中でも、最も注目を集めるのがアリババであり、その強さの秘密に迫ったのが、この「アリババ 世界最強のスマートビジネス」である。
著者は、元アリババのインサイダー。AIや機械学習の仕組みを使って、アリババがどのように効率化をしているかを解説している。つまり、アリババは、スマートビジネスなのである。
日本企業の手本として見習うべきなのかもしれない。