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ロジカルシンキングを身につけるためのおすすめビジネス書

言っていることがロジカルじゃない。もっとロジカルに考えて話したほうが良い。日常的にこのような注意を受けているビジネスマンも多いだろう。ただ、一体このロジカルに考える=ロジカルシンキング力とはどのようなものを指しているのか?

ロジカルとは論理的。シンキングとは思考。つまり、
- 物事を論理的に筋が通るような構造に分解し組み立てる思考
- その自分で打ち立てたロジカルな思考を他人にうまく説明できること
というのが、ロジカルシンキング力であろう。

最近、ロジカルに物事を考えることが推奨され、その上で、ロジカルに考える特殊訓練 (例えば、MBAに通った等) をしたビジネスマンもいる。そういった人が職場で「ロジカルに考えて実行不可能」などとロジカルというワードを多用して説明することも多い。

しかし、自分では物事を論理的、つまり、ロジカルな構造にできないと悩んでいるビジネスマンも多いだろう。

安心してほしい。私たち日本人は、有名ビジネス書「失敗の本質―日本軍の組織論的研究」(書評はこちら)で見るようにこのロジカルで考える力よりも、感情的な精神主義、根性論が評価される世の中で生きてきた。つまり、いきなりロジカル、ロジカルといわれても対応できなくて当たり前だ。

ただ、昨今ますます、ロジカルに考えられることが求められている。

そこで今回はロジカルシンキングができるというコンセプトで2冊の本を紹介したい。

1冊目:ロジカルシンキングの教科書

ロジカルシンキングというテーマでは必ず推薦させるといってもいいロングセラー「ロジカル・シンキング」。 「論理的に思考すること 」+「相手に伝えるということ」をバランスよく解説している。

本書では、ロジカルシンキングは技術なのでこの本を使って技術を学び、練習すれば誰でも取得可能としている。そして、同じ筆者から自分で練習できるワークブックとして ロジカル・シンキング練習帳 が発売されている。

ロジカルじゃないビジネスマンには朗報だろう。

2冊目:ロジカルシンキングの構造がより身につくビジネス書

考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則」は、論理的に考え、書き、プレゼンテーションをするための方法を網羅的に解説した書籍。

原書は、アメリカで発売された「The Minto Pyramid Principle: Logic in Writing, Thinking, & Problem Solving」 である。この本の書版は、1973年に出版されておりこのロジカルシンキング業界では一番のロングセラーといえるだろう。


現在日本で販売さえれているのは、1996年に改訂されたものを翻訳したもので、発売日は1999年。つまり今から約20年前の本である。それでも、現在もアマゾンのビジネス文書カテゴリーでは常にトップに位置する今でも多くの注目を集めるロジカルシンキング書だ。

 

ロジカルに考えロジカルに伝えるというのは、そんなに簡単なスキルではない。1回だけでなく何度も何度も同じ本を繰り返し読み、考え、実践して初めて身につくものかもしれない。

この時代を生き抜くビジネスマンとしては、このロジカルシンキング、是非身につけたいものだ。

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