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すごい会議はこうしたらできる

会議と聞くと非常に悪い印象がある。特に戦略性高いものであればよりそうだ。結論が出ない問題について、あーだ、こーだを話す場、問題も結論もよくわからなく、口と口による空中戦になる話という印象だ。

この「秘伝すごい会議」では、このような会議のやり方を抜本的に変える方法を紹介している。

まず、会議の定義を
・ 意思決定をする場
・ 約束を尊重する場
・ 問題を解決する場
と定義し、これを実現することで、すごい成果を得ることが可能になるとしている。

その為には、やらなくてはいけないこととして、
・経営の意思(ビジネスゴール)を明確にする
・正しい会議メンバーを選出する
・問題を前向きな形で棚卸しする
・役割分担を明確にする(共感した形で)
など、ステップバイステップで解説している。

図表を用いて簡単にわかりやすく解説しているので、非常に楽しく読める。

会議というのは参加者全員のマインドセットが非常に重要なので、リーダーだけが「秘伝すごい会議」を読んでこれをやりたいと言っても非常に難しいのではないかと感じる。会議に参加するメンバー全員に本を読んでもらったほうが良いかもしれない。

本書でも紹介されている実例、会議を良くしたら成果が上がったというのは、そのとおりだと思う。ビジネスは人と人が協調して遂行されるものであり、会議というのはその要である。

ちなみに、本書によると5秒で答えを出した場合と、30分考えて出した答えと、86%は同じ答えがでるそうだ。これは非常に興味深い。直感はするどいということになるのか。

■ 発売日
この「秘伝すごい会議」は、2007年にこの発売された。著者はシリコンバレーで起業し、そのなかでこの「すごい会議」の手法を学んだ、大橋 禅太郎氏と、大橋氏から「すごい会議」を学び日本企業で「すごい会議」によって成果を上げた雨宮 幸弘氏である。

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