単語がわかれば英語ができる。それはそうだろう。語学は単語である。
今回紹介する英語学習本「海外ドラマはたった350の単語でできている」は、海外ドラマは、350個の単語で構成されていると主張している。350個だったらさすがに覚えられそうだ。
ただし、最低限の単語集という意味でも名高い「DUO 3.0」でも、単語1600語と熟語1000語 を収録している。この「DUO 3.0」を覚えて、やっとTOEIC 730点レベル。TOEIC 860点を取るためには、単語10,000個を覚える必要があるといわれている(本書 P12ページにも記載されている)。
そのうえ、TOEIC 860点取っても、海外ドラマは理解できるきがしない。海外ドラマを実に難易度が高い英語学習素材のように思える。これはいったいどういうことなのか? 謎が謎を呼ぶ。
この 「海外ドラマはたった350の単語でできている」 では、
1. 筆者がアメリカに滞在していた時に全然英語が喋れなかった。
2. 友人に相談したところドラマを見るのが役に立つといわれた。
3. 人気ドラマ Sex And The City(SATC)を分析してみた。
4. 約80%のセリフが350個の単語でできていた
ということ事実を述べている。
つまり、この 「海外ドラマはたった350の単語でできている」 の主張は、「やさしい単語を聞き取り、この優しい単語で話せば、英語をもっと”簡単に”つかいこなせるようになる」ということである。
確かに。 その主張をベースに、本の中ではいろいろな英語勉強を説いている。
共感するのはとにかく楽しく楽に英語を学ぼうというスタンスである。
英語学習は楽しんで! である。何をやっても英語が喋れなかった人にはお勧めの本である。