イノベーション本はこれを読むべき:5冊のおすすめのベストセラー・必読の名著

公開日: : 最終更新日:2014/01/27 経営戦略

イノベーション」、書店のビジネス書コーナーに行けばこのイノベーションという言葉があふれている。

イノベーションを直訳すれば、革新、新機軸、新しい考え、といことになるが、とにかくビジネス書でイノベーションといえば、
・ 新規事業の創出し、売上を会社が無視できないレベルまで成長させる
・ 既存事業を全く違う形に変えて売上を伸ばす
など「新しいことをやる+ビジネスとして成立させる」ということになるだろう。

このイノベーションを起こすために基礎知識として読んでおきたいビジネス書を5冊に絞って紹介したい。

1冊目:イノベーションのジレンマ
1冊目は定番すぎるほど定番かも知れないが、ハーバードビジネススクールの教授、クレイトン・クリステンセン氏の著書であり、長く読み継がれているビジネス書の古典ともいえる「イノベーションのジレンマ」である。

この本では、優良企業が継続的にしっかりと製品を改善し続けた結果、逆に失敗してしまうという「ジレンマ」を豊富な事例を使いながら解き明かしている。その中で、顧客にとって代替となりコスト的にも圧倒的に安い「破壊的イノベーション」が起こった際に、既存の優良企業は衰退し、新しい勝者が生まれることを解説している。

2冊目:イノベーションのDNA 破壊的イノベータの5つのスキル
イノベーションのジレンマ以降、クリステンセン氏は、イノベーションに関する様々な本を出版している。

その中でもこの「イノベーションのDNA」では、実際のイノベーターへのインタビューなどを通じて、イノベーターにはどのようなスキルを解き明かしたものである。

関連付ける力、質問力、観察力、ネットワーク力、実験力」と表されるこの5つのスキルの詳細を学ぶために、是非とも本書を手にとってほしい。

ここでお伝えしたいのは、本書では「誰でも行動を変えることで、創造的な影響力をますます発揮できる」と述べられていることだ。

3冊目:プロフィット・ゾーン経営戦略
イノベーションを起こすというのは、単に新しいことをやるということではない。ビジネスとして成り立つ新しいことを行うということだ。

数々の利益が出るビジネスモデルを研究し、各モデルごとに構造化し、事例共に解説したのがこの「プロフィット・ゾーン経営戦略」である。22の構造化された儲かるビジネスモデルは、新しい事業を構築する際に「利益を生み出す」という視点で非常に役に立つ。

4冊目:コピーキャット: 模倣者こそがイノベーションを起こす
模倣者こそがイノベーションを起こす」と題したこの本。今までのイノベーションとイミテーション(模倣)の考え方を根底から崩してくれる。

この本では、イノベーション(革新)+イミテーション(模倣)を組み合わせイモベーションという言葉を提案しており、イノベーションを起こすためにイミテーション(模倣)は必要だとしている。しかし、模倣にも戦略が必要であり、うまくビジネスとして模倣する難しさと解決案も解説している。

イノベーションを起こす人は一読しておきたい本だ。

5冊目:リーン・スタートアップ
アイディアだけでは、新規ビジネスはできない。イノベーションを起こす新事業をどのようにマネジメントし、どのように成功に導いたら良いのか。その1つの答えを提示していくれるのが、このリーンスタートアップだ。

構築―計測―学習というフィードバックループを通して顧客から学ぶ」を提唱するこの本は、何もシリコンバレースタイルのベンチャー企業だけのものではない。

新しい考え方を試してみるというすべての人々が使えるやり方だ。2011年の発売以来(原著の発売であるが)、大ベストセラーのマネジメント手法だ。

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