経営戦略本

これからのビジネスは非常識人が作る - ファンキービジネス

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ファンキービジネス。表紙にはスキンヘッドの頭がぶつかり合う姿。これを見て、あなたはどう思っただろうか?

ファンキービジネスは、20世紀の最後に書かれた「今後ビジネス世界の秩序はこうなる」というビジネス戦略書である。なお、最初に書いておきたいのは、著者は、北欧を代表するビジネススクールも運営するストックフォルム経済大学の研究所に所属する学者(当時)の方である。このストックフォルム経済大学は、スウェーデンを代表する学校だけでなく、ヘルシンキ経済大学(現アールト大学)と並んで、北欧を代表する大学である。

ファンキーと言っても、著者は非常に著名な大学の教員なのである。

ファンキービジネスの根底に流れるのは、知識(によるイノベーション)が重要ということと、これをどのようにしてマネージしていけば良いのか?という至極真っ当なことである。ファンキービジネスの重要なことは、経営管理とリーダーシップと本書では語っている。

そして、第4章では、ファンキーカンパニーと称して、ファンキービジネスの時代に成長を遂げるビジネス管理方針や、第5章では、ファンキービジネスを率いるためのファンキーリーダーシップに解説している。ファンキーというか、クリエティブでイノベーションを興していく企業、組織、そして、その企業、組織に対するリーダーシップのあり方について学べる。

この本を読めば「モチベーションが高くイノベイティブな人、非常識人と、そしてそれを大事にする組織」の重要性が感じられる。はじめて読んだ際には、インターネットの広まりもあり、21世紀は「ビジネス的にぶっ飛んでいる人」の時代なのだと感じさせられた。

そういった意味で、今の日本にはこういう人がすくないだろう。私はどちらかというと地味な方だが、時折見直し、ファンキーに行きたいと再確認している。

ちなみに、このファンキービジネスは、本が好きであれば一度は手に取った方がいいだろう。デザイン的に非常に作り込まれた本である。要所要所に漫画やイラストが差し込まれている。また、文書も重要な部分は黒バックに白地にするだけでなくフォントもそれ似合わせたものをつかっている。図表の入れ方もカッコいい。

さらに文章もファンキーなテイストでまとめられている。口語的な口調で難しいことが語られているのだ。

つまり、ビジネス書としての本の体裁がすごく斬新である。なにかサブカルチャーな印象を発信ながら、本を手にとっている印象を与える。

そういった意味で、ここの本、「ファンキービジネス」自体も、ビジネス書世界のファンキービジネスではないだろうか?ちなみに版元(出版社)があの広告代理店の博報堂である。非常に珍しい。。。

ファンキービジネス、タイトルでだけでなく、コンテンツだけでなく、すべてがファンキーなのである。

■ 発行日
原書は1999年に発行された。

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