経営戦略本

起業したい人におすすめの100万部超のベストセラー - 初めの一歩を踏み出そう

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新しい会社はなかなか成功しない。

多くの人が同意する意見だろう。しかし、現実にはメディアなどで成功した起業家が大きくクローズアップされ、世の中に流れる情報としては成功した起業家のほうがかなり多い。その結果、起業というものが非常に美化されたイメージとなり、起業=成功、夢に向かってチャレンジという非常に美しい印象が、特に若い人を中心に世の中に広く流通しているのではないか?

今回紹介する「はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術」でも最初にこの起業の難しさについて述べている。闇雲に起業を薦めない信頼できる起業本だ。

そして、この本では困難にぶち当たっている起業家、サラに対して筆者が語りかける形で進んでいく。

まず、筆者は、この本の中で、事業を立ち上げる人は以下の3つの人格があるという。

・ 起業家 - 変化を好む理想主義者 (本書P31)
・ マネジャー - 管理が得意な現実主義者 (本書P33)
・ 職人 - 手に職を持った個人主義者 (本書P34)

この調和のとれない3つの人格を、特に起業の成長ステージに合わせてバランスを取っていくことの重要性を述べている。

また、事業を継続的に発展させるための「仕組み」の重要性の重要性も述べている。「自分がいなくてうまくいく仕組み」という章では、そのために必要なツールを詳しく解説している。

PART Ⅲでは、成功するための7つのステップが解説され、戦略的目標、組織戦略、マネジメント戦略、人材戦略、マーケティング戦略、システム戦略などが解説されている。

ちなみに、この本には最近流行りの漫画版である「コミック版 はじめの一歩を踏み出そう 成功する人たちの起業術」が用意されている。どうしても本が苦手という職人気質のスモールビジネスオーナーは、漫画版を読んでみるのが良いかもしれない。ちなみにストーリーは、書籍と同じくパイ屋を経営する起業家サラに沿った展開される。

現在スモールビジネスのオーナーの人だけでなく、起業を考える人には実におすすめの本だろう。起業後にぶち当たる問題を先取りシュミレーションが出来るといっても過言ではない。

■ 発売日
原著のオリジナルである「E-Myth」は1985年に発売された。その後、1995年に改定され「The E-Myth Revisited」となっている。この「E-Myth」とは、Entrepreneur(起業家)のEとMyth(神話)を組み合わせた造語で、起業家のイメージがあまりにも美化されたことに対して、筆者がつけた呼び名である。

筆者は、アメリカで最も著名なスモールビジネスを対象にしたコンサルタントであるマイケル・E・ガーバー氏。「はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術」のカバーによるとこの本は、世界20カ国で翻訳され、100万部を超えるベストセラーとのこと。

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