東京ディズニーランドの人材育成術 – 楽しそうに働いている秘密とは

公開日: : 最終更新日:2014/01/26 組織・リーダーシップ論

東京ディズニーランド、いつ行っても楽しい場所だ。そして、私たちだけでなく、

・アトラクションごとにその雰囲気にテーマに完全にとけ込んでいる係員
・どんな質問にも快く回答してくれる清掃員

などなど、スタッフも楽しそうに働いている。

それらのスタッフは、容易に推察できるがほとんどがアルバイトだそうだ。そして、アルバイトという仕事がら入れ替わりも激しいという。

今回紹介する「9割がバイトでも最高のスタッフに育つ ディズニーの教え方」によると、

年によって異なりますが、1年間で、約1万8000人いるアルバイトのうちの約半分近くの9000人くらいが退職します。そのため、1年に3回くらい3000人近くのアルバイトを採用しなくてはなりませんが、推定で5万人以上の応募が集まります。(P.22)

これほどの入れ替わりがあり、なぜ、こんなによく教育が行き渡っていると思う人も多いだろう。それを解説したのが本書である。

この本で最も重要なポイントと感じたのが「すべての人(社員、アルバイト、役職に関係なく)がリーダーシップを持つ」ということがある。

これにより、アルバイトであっても、そして、上司や社員に管理されてなくても、手抜きをしないで自律的に行動するという行為がおこる源泉になるということだろう。

どのようにこのような風土を作っていくかは、「9割がバイトでも最高のスタッフに育つ ディズニーの教え方」の中で解説されているので是非とも読んでほしい。

特に組織を預かるリーダーには是非とも読んでほしい本だ。というのも、この本の1章目は、「Chapter1 育てる前に教える側の「足場」を固める」であり、まずは、リーダーの意識について語っている。つまり、部下が使えないという前にまずはあなたからなのである。

そして、この「9割がバイトでも最高のスタッフに育つ ディズニーの教え方」は、本当の意味でのベストセラー&ロングセラーである。

というのも、移り変わりの激しいビジネス書カテゴリーのベストセラーリストで2年連続してトップ10にはいる本はほとんどないにも関わらず、本書は、トーハン調べのベストセラーランキングの「単行本・ビジネス」カテゴリーにおいて
2011年 – 3位
2012年 – 6位
と2年連続トップ10入りを果たしているのだ。

著者の福島文二郎氏は、東京ディズニーランドがオープンした1983年に第1期の正社員としてオリエンタルランドに入社し、2007年に退社するまでに数多くの研修プログラムを開発された方である。

■ 発行日
9割がバイトでも最高のスタッフに育つ ディズニーの教え方」は、2010年に発売された。発行以来、50万部*を突破したそうだ。

*続編とも言える「9割がバイトでも最高の感動が生まれる ディズニーのホスピタリティ」の帯に記載されていたデータから。

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