組織・リーダーシップ論

1分間マネジャー – 卓越したマネジャーになるための古典的名著

投稿日:

マネージャー論、日本で言えば、課長論を語ったビジネス書は実に多い。それだけ、人のマネジメントというのは悩みが多いものだ。

その中でも最も売れているビジネス書と言えば、この「1分間マネジャー」だろう。1982年と今から30年以上に前に発売され、販売累計は全世界で1300万部を数える。今でも、1ヶ月に1万部ほど売れている管理職の為のベストセラー、ロングセラーな古典的名著と言えよう(*1)

著者は、ケン ブランチャード氏とスペンサー ジョンソン氏。両氏ともに数多くの著作がある、ビジネス書業界における大ベストセラー作家と言える。スペンサー ジョンソン氏は、販売部数累計特に2600万部を誇る「チーズはどこへ消えた?」の著者でもある。

この本の最大の特徴は、ビジネス小説形式で、簡単に読みやすくマネジャーとして必要な3つのポイントを伝えていることだ。

まずは1分間目標設定:
明確な目標と達成基準を設定し、上司と部下が合意した上で、それを明文化する。
目的ごとに1枚の紙に書き、1分で読めるようにする。

■ 目標に到達した場合
 1分間称賛法:

 すぐに行動を褒める、褒める時は具体的に、それについてどう感じたか等の気持ちも話す

■ 目標に到達しなかった場合
 1分間叱責法:

 すぐに行動を戒める、叱責する際には具体的に、それについてどう感じたか等の気持ちも話す

(本書P123から抜粋)

非常にシンプルであるが、真を捉えたものだ。詳細なエッセンスを得る為にも是非ともこの「1分間マネジャー」を読んでいただきたい。

また、本書の中には、訳者(小林薫氏、産能大学教授)によるあとがきで、組織行動の理論的な観点から本書が補足されている。訳者のあとがきも注目だ。

■ 発売日
1982年に発売された。

*1 筆者のWebサイトより

-組織・リーダーシップ論

執筆者:

関連記事

リーダーになる – リーダーシップ論の古典的名著

リーダーの仕事って一体なんだろう。非常に難しいテーマだ。 職場でリーダーが強調される場面としては、 「リーダーなんだから決めてください」 「リーダーなんだから規範を示してください」 と、難しい時が多い …

全員で経営指標を共有する – オープンブックマネジメント

オープンブックマネジメントという言葉を聞いたことがあるだろうか? オープン:公開する ブック:帳簿 マネジメント:経営手法 というものであり、会社の財務状況をすべての社員に公開し、これにより働く人の自 …

すぐれたマネジャーはここが違う – まず、ルールを破れ

ギャラップ社。皆様も聞いたことがあると思われるが、このギャラップ社は、世論調査を実施していることで有名な会社だ。 このギャラップ会社は、様々な調査を行っているようだ。「まず、ルールを破れ―すぐれたマネ …

マニュアル化、仕組み化で業績アップを狙え – 無印良品は仕組みが9割

マニュアル化と聞くとイノベーションとは全く無縁なつまらない業務と考える考える人が多いだろう。マニュアルがあればそれを見たら出来る業務、つまり、マニュアル化はイノベーションの敵とも捉えることが出来る。 …

企業変革力 – 組織を変革する為に必要なこと

「企業の変革、組織の変革」、いま企業にもっとも求められていることだ。 これだけ変化が激しい世界で、ずっと同じようにビジネスを実行して行くのは難しい。そんなことが分かっていても、自分の仕事のやり方が変わ …

皆様のビジネス書選びの一つの指針になればと考えております。コンセプトはこちら。何を読んだらいいかわからない方はこちらをご覧ください。