自己啓発本

日本人著者によるおすすめのベストセラー人生指南書

人生指南書というと「7つの習慣」や「人を動かす」といった、どうしてもアメリカ発のものを思い浮かべてしまう。その一方で、日本人著者による人生指南書のほうが、日本人のメンタリーにあっているともいえる

今回は日本人著者で、なおかつ100万部以上売れた3冊の人生指南書 (自己啓発書) を発売部数ランキング形式で紹介したい。

1位 道をひらく 530万部
日本を代表する起業家といえば誰をイメージするか?ソフトバンクグループの孫正義氏、楽天グループの総帥の三木谷浩史氏などを思い浮かべるかしれない。ただ、起業家の元祖といえば、パナソニックグループを作った松下幸之助氏だろう。第2次世界大戦前に電球ソケットをヒットさせ、戦後は、ありとあらゆる電気製品を作り、松下グループをグローバル企業に導いた。

その松下幸之助氏は、晩年、後進の指導にも熱心に当たっていた。その松下氏の代表的な著作が「道をひらく」。内容は、松下氏の随筆集のようなものだが、そこに松下氏の成功哲学が詰まっている。

ビジネスマンとして、人として悩んだ時には是非とも手に取ってほしい。初版は1968年。50年以上にわたって読み継がれ、累計は530万部。現在、日本における人生指南書 No.1の販売実績である。


2位 夢をかなえるゾウ 200万部

作者の水野敬也氏の職業は、ベストセラー作家といえばいいのか。慶應義塾大学を卒業後、就職活動には成功しなかったようだが、その結果として生まれた処女作「ウケる技術」が30万越えのベストセラーとなった。

その後、手掛けたこの人生指南書的な小説が「夢をかなえるゾウ」。テレビドラマ化もされた大ヒットで、累計200万部越えの大ベストセラーだ。ストーリーとしては、ガネーシャという神様の化身?から出される課題を、普通のサラリーマンが応えていくことで、成長していく。

堅苦しさはなく、物語としても面白い。ヒットするにはさすがにわけがある。

水野氏はその後、「人生はワンチャンス!」や「人生はニャンとかなる!」というかわいい猫や犬の写真と共に格言を紹介する人生指南書を執筆。こちらは、シリーズ累計190万部を超える大ヒット作になった。

日本版におけるデール・カーネギーともいえる大活躍を見せる水野氏。人生指南書の企画であれば水野氏が、現役で日本No.1ともいえるだろう。新作に期待である。


3位 ユダヤ人大富豪 100万部

本田健氏のロングラー小説。若き本田健氏が出合った、ユダヤ人大富豪ゲラー氏から受けたビジネスを成功させるための教育について書かれている人生指南書。

毎回、ゲラー氏からテーマを与えられ、それを若き本田健氏がどのように乗り越えていったのかを物語長に伝えることによって、成功するためのヒントは何かを教えてくれる。

初版は2003年。15年以上も読む続けられているロング&ベストセラーだ。


番外編(ハイブリット版) 嫌われる勇気 135万部*

オーストリア出身の心理学者アドラーが確立した、アドラー心理学を解説する人生指南書。アドラー心理学に造詣が深い心理学者、岸見一郎氏と、ライターの古賀史健氏という日本人コンビが書いた自己啓発本。そういう意味では、海外にルーツを持ちながら日本で作られた本である。

アドラーの心理学では、人間の悩みはすべて対人関係にあるとしている。これは、人と人との間で悩みが生まれるということだ。対人関係に悩んでいる人がいれば読むべき本だろう。

老人と若者の会話という物語形式で伝えることでアドラー心理学がわかりやすく学べる。


ちなみに、アメリカ発ものは、やはり全世界的に売れており、世界の累計販売数は、
第1位:8000万部 思考は現実化する
第2位:3000万部 7つの習慣―成功には原則があった!
第3位:2800万部 チーズはどこへ消えた?
である。やはり、英語初のコンテンツは販売数も桁違いである。ちなみにアメリカ発のものも含めた当サイトのおすすめの自己啓発本一覧はこちらからご覧ください。

* https://gendai.ismedia.jp/articles/-/48733
* 部数について、特に記載がないものは本の帯、もしくは、Wikipediaを参照した

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