誰にでもある習慣。自分自身もはっきりと理解していないこの習慣によって良い結果も、悪い結果も生み出されてるとしたら、、、、まずは、習慣を変えないといけないだろう。
でも、その前にそもそも習慣ってなんだろう。まず、習慣といったら良い習慣なんてあまり持ってない人のほうが多いと思う。大抵は、金曜日に痛飲してしまい土曜日を毎週棒に振るとか、禁煙すると宣言することが習慣化しているといった恥ずかしい習慣が多いだろう。
しかし、この習慣どこから来ているのか、と考えるとよくわからない。いや、金曜日だからついつい酒を飲むと、とか、タバコには依存症があるからとか、つまり、もっともらしいついついというケースが多い。別にわざとやっているわけでもなく、習慣化してしまっているのでその習慣に動かされてしまっているのである。
だから、なかなか習慣は変えられない。そんな人は是非進めたいのがこの習慣の力だ。
この習慣の力では、習慣を徹底的に分析している。そして、習慣の仕組みを「きっかけ→ルーチン→報酬」と解析し、「それを習慣化させる欲求」というベースがあると分析している。
アマゾンで著者、チャールズ・デュヒッグ氏による「習慣の力の紹介ビデオ」が見れる。是非、「習慣の力」の分析について見てほしい。
更に驚きなのは、この習慣の力によって、ビジネスの成果向上につなげることが出来るという。それには、キーストーン・ハビットと言われるような重要な習慣の認識とそれを変える必要があると説く。
最後には自分の習慣を変えるためのガイドもついている。
とにかく、本書によると「全行動の4割は習慣」なのだそうだ。それだけ習慣は重要なのである。
成功した人だけでなく、単に悪い習慣を変えたい人にも必読の書といえるだろう。
■ 発売日
原著は、2012年アメリカで発売された。原著のタイトルは「The Power of Habit: Why We Do What We Do, and How to Change」であり、多少を意訳も含んでいるが訳すならば「習慣の力:なぜ私達はやるのか、私は何をやるのか?そして、それをどのように変えられるか」ということになるだろう。
著者は、ニューヨーク・タイムズ紙記者のチャールズ・デュヒッグ氏。この本は、アメリカではベストセラーであり、2012年アマゾン・ドット・コム(アメリカのアマゾン)で、総合ベストセラーランキング26位である。