自己啓発本

生きるのが辛いと感じたときに読みたい名著

とにかく生きていくのが辛い。こんな言葉に同意する人は、是非このページで紹介しる2冊の本を読んでほしい。それだけで辛い人生から卒業できる可能性は大である。

ここに紹介する本は両方とも「ブッタの教えに基づく練習」というコンセプトの本である。ただし、怪しい宗教色(要は神がかった飛躍した理論)はないし、怪しい高額のお布施を集めるために書かれた本でもない。

日本人が普段の生活の中で納得できる範囲で「生きていくのが辛い」に返答をくれる。

1冊目: 反応しない練習 - 草薙龍瞬著 (2015年発売)
どんな悩みも解決できるシンプルな”考え方”がある。

それは、すべての悩みは心の反応から生まれており、つまり、無駄な心の反応をしなければ、悩みは減るというのが本書の主張でもある(本書、反応しない練習のP1からP3を要約)。

確かに」と思うが、それをどう実践するかが知りたいと思う読者がほとんどであろう。どうしても、私たち人間は「反応してしまう生き物」であるから。

つまり、この本 反応しない練習 では、どのように反応しないで済むかを、ロジカル=合理的に解説している。結論を言えば「反応しても仕方がない」ということであるが、その事象をとにかく合理的に説明するところがこの本が良書の理由だ。

著者の草薙龍瞬氏は、僧侶であるが根性論も神がかった話も多くなくあくまでも合理性を重視している。

合理的であるから納得感が高い。辛い人は是非とも呼んだほうがいい。合理的に悩まない体質を作ることができる。本の帯によるとロングセラーで10万部突破したようだ。それだけみんな悩んでいるということになる

2冊目:苦しまない練習 小池龍之介 (2011年発売)

この苦しまない練習は、人々におこる様々な苦しい状況とその状況をどのようにして苦しまないで過ごすか?ということを説いている。

この本の内容は、
第1章 人づきあいを整え直す - 人との距離を適性にする方法を説いている。近すぎ、遠すぎず、適正な距離を図ることで苦しまなくなる方法を説いている。例えば、非難されたとき、パートナーとの関係、親との関係などなどである。

第2章 不機嫌な心を静める - 自分自身のイライラを静める方法を説いている。職場でイライラしたとき、人と共有できていないときなど、イライラのシーンに合わせて、その時に苦しまない方法を解説している。

第3章 本当の自分を知る - 自分をしっかりと認識し、変なこだわりを捨ていることで苦しまない方法を説いている。外見のこだわりや変なプライドを捨ている利点とそれによりどう苦しまなくなるのかを解説している。

筆者は、”この「苦しまない練習」は、言うならば不快感の発生する神経回路を意志により制御する道のり”と述べている。つまり、自分の内面から変えれば、同じ世の中を苦しまずに過ごしていくことができるのである。是非とも、手に取ってほしい。

なお、筆者の小池龍之介氏は、僧侶である。

生きるのが辛いと感じたときに是非ともこの2冊を参考にしてほしい。そもそも人生が辛いのはあなたのせいではない。良書に出会ってないだけ。私も定期的にこの2書を読んで心を落ち着けている。

なお、本当に辛い場合は、怖がらずに心療内科の受診をお勧めする。

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