ビジネス書ランキング

アメリカのベストセラービジネス書はこれだ (2012年度版 アマゾンドットコムランキング)

2012年、ビジネス書の本場とも言えるアメリカではどのような本が売れたのであろうか?

それを知る上では、地球最大の本屋とも言えるアマゾン・ドット・コム(US版)のランキングが参考になるだろう。アマゾン・ドット・コムは、毎年のベストセラーを100位までをリアルタイムで公開している。このベストセラーリストはビジネス書だけでなくすべてのカテゴリーが対象だ。

そこで、そのリストからビジネス書だけを抽出したものが以下だ。アメリカで本当に売れているビジネス書がこのランキングからわかるのではないか?

ランキングが歯抜けになっているのは、100位のランキングからビジネス書だけを抽出したため。

2位 (4位/2011年)
StrengthsFinder 2.0(著者 Tom Rath)
日本語版:未発売

ギャラップ社が膨大な調査を元に開発した34の強み。自分の強みはその中のどれであるかを発見し、それをどのように活かすかという、ストレングス・ファインダーについて解説した書。

残念ながら、StrengthsFinder 2.0は日本語版は未発売だが、英語版で良ければ日本のアマゾンからも購入できる。

日本語へ翻訳された書籍は、その1.0バージョンとも言える2001年に発売された「Now, Discover Your Strengths」を元にしたもの。タイトルは、「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす」である。

26位(初登場
The Power of Habit: Why We Do What We Do, and How to Change(著者 Charles Duhigg)
日本語版:習慣の力 The Power of Habit (チャールズ・デュヒッグ著)

2012年の大ヒットと言えるビジネス書。人間には習慣があり、その習慣をうまく変えることで、アルコール依存症や企業再生につなゲルことが出来るという。

本書では、個人、企業、そして、社会運動まで習慣をうまく利用して成功した例を解説している。

27位(1位/2011年)
STEVE JOBS(著者 Walter Isaacson)
日本語版:スティーブ・ジョブズ I(ウォルター・アイザックソン著)

スティーブ・ジョブズ本人が協力したという、スティーブ・ジョブスの伝記。2011年10月に発売以来、世界的なヒットとなった。尚、2011年はランキング1位である。

尚、日本版は、IIIと2冊に分けて発売されている。

30位(35位/2011年)
The 7 Habits of Highly Effective People (著者 Stephen R. Covey)
日本語版:7つの習慣 スティーブン・R・コヴィー著

全世界で大ヒットとなっている自己啓発書。ディール カーネギーの「人を動かす」を動かすと共に自己啓発ビジネス書の鉄板といえよう(参照:ビジネス書 累計ベストセラーランキング)。

自己啓発書として必ず毎年100位以内にランクインする。自分の内面を変え、そこから外側(他人や外部環境)に影響を及ぼすことの重要さや、人生をより実りあるものにするための7つの習慣を説いている。

31位(32位/2011年)
The Five Dysfunctions of a Team: A Leadership Fable (著者 Patrick M. Lencioni)
日本語版:あなたのチームは、機能してますか? (著者:パトリック・レンシオーニ)

日本では、あまり知られていないが、毎年アマゾンドットコム(アメリカ版)のベスト100ランキングに入るチームビルディングに関する名著。内容は、物語形式でどのように組織を作っていけば良いのかという本である。気軽に読める物語形式というところが人気の秘訣か?

49位(39位/2011年)
Good to Great: Why Some Companies Make the Leap...And Others Don't(著者:Jim Collins)
日本語版:ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則 ジム・コリンズ著

企業戦略本では鉄板中の鉄板。2001年の発売以来、常にアマゾンドッコム(アメリカ版)のベストセラーリストの中にランクインするビジネス書である。この本は、特に優れた企業はその他の普通に優秀な企業と比べてどこが優れているかを解き明かしている。

60位(87位/2011年)
Outliers: The Story of Success (著者 Malcolm Gladwell)
天才! 成功する人々の法則 マルコム・グラッドウェル著

現在で成功した人した人、天才と呼ばれている人は、1万時間ほど練習に打ち込んできたということを解き明かした本。「練習せずに天才的な才能を発揮する人」も、「いくら練習しても上達しない人もいなかった」とのこと。ただし、1万時間打ち込む難しさも同時に述べており、1万時間打ち込めたは人は逆に選ばれた人ということも感じる。

64位(→64位/2011年)
Strengths-Based Leadership: Great Leaders, Teams, and Why People Follow(著者:Tom Rath, Barry Conchie)
日本語版:ストレングス・リーダーシップ―さあ、リーダーの才能に目覚めよう トム・ラス、バリー・コンチー著

自分の強みを理解して、それを自身のリーダーシップに活かそうというビジネス書。ギャラップ社の膨大な調査を元に34の資質に分類した強みがわかるオンラインテストへ参加できるコード付きである。

69位(初登場
Great by Choice: Uncertainty, Chaos, and Luck--Why Some Thrive Despite Them All(著者:Jim Collins)
日本語版:ビジョナリーカンパニー4 自分の意志で偉大になる

日本では、ビジョナリー・カンパニー シリーズとして出版されているジム・コリンズの著書。同業他社よりも10倍以上もパフォーマンスを上げている超優良企業(10X型企業)の特徴を解き明かしたものだ。

72位(63位/2011年)
Who Moved My Cheese?: An A-Mazing Way to Deal with Change in Your Work and in Your Life(著者:Spencer Johnson)
日本語版:チーズはどこへ消えた? スペンサー ジョンソン著

変化を怖がらずにいかに変化に適応していくべきかを説いたビジネス童話。非常に読みやすいこともあり、基本的なことを優しく教えてくれる。これが、鉄板として読み続けられている理由であろう。

77位 (再登場)
Crucial Conversations Tools for Talking When Stakes Are High, Second Edition(著者:Kerry Patterson, Joseph Grenny , Ron McMillan, Al Switzler)
日本語版:第2版は日本未発売、第1版は「ダイアローグスマート 肝心なときに本音で話し合える対話の技術」として発売

非常に難しい状況(人間関係)の中でどのように対話(会話)を進めていけば伝わるのかを解説した書。詳しくは書評:真の交渉術とは会話術 – ダイアローグスマートを参考にしてほしい。

情報ソース:Amazon Best Sellers of 2012

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